パフォーマンスレビュー

2010/10/30

ISOの認証を取得して3年目になると更新審査を受けることになります。それまで受審してきた定期審査との違いは、3年間のパフォーマンスを監査して、認定書の書き換えが発生します。従って審査工数も増え初回審査並みの内容になります。
そこで是非みなさんにやっておいて貰いたいのが、パフォーマンスレビューです。それも毎年実施しているデータ分析だけでなく、3年間の運用を通じての評価をして、マネジメントレビューに報告して下さい。そうするとISO運用における組織の問題点が見えてきたりします。勿論評価する項目は課題のみではなく、改善が進んできたプロセスもあげることが重要です。
ISOをやっているけどなかなか効果が見られないと嘆いている方は是非お薦めします!!!

審査機関の選び方

2010/10/22

審査機関は現在50組織に及ぶと述べましたが、その中から実際に受審する機関を選ぶわけですから大変ですね。よく私たちにもどこを選べばいいか分からないと相談にこられますが、どこでも同じ様なものだろうと思ったら大間違いです。審査費用、審査員の数、審査の進め方、指摘事項の書き方、そして指摘を出さない審査機関。。。
審査費用は、各審査機関の工数テーブルからはじき出されます。基本は組織の人数、サイトの数、業務上のリスクから変わってきますが、初回監査のみで判断するのではなく、更新監査までの3年間の見積もりを貰うのがよいでしょう。
審査員の数は、プロパーで審査をやりくりしている審査機関は注意した方がいいですね。顧客の業務を中心に監査をするためには、色んな業界の専門家が必要です。審査だけで飯を食っているとなかなか良い審査はできません!
審査の進め方は、基本はISO19011に準じて行いますが、審査期間毎にそれぞれのステップの呼び方も違いますし、各部門に割り当てる時間も変わってきます。時間をかけて部門を監査される方が良いかと思います。
指摘事項の書き方は、審査機関でそれぞれ指導していますが、殆どの文書はそのまま読んでもよく分かりません。長々と事例を書いて本質を見逃している指摘事項が多く見受けられます。完結に分かり易くまとめている文書が理想ですね。
そして最後に指摘を出さない審査機関ですが、これは実際にあります。不適合を沢山出すのがいいのか、それとも見逃して終わるのがいいのか、それは一目瞭然だと思われます。折角高いお金を払って監査を受けるのですから、組織の問題点を明確にした指摘事項を出して貰いたいものです。
ここまで書いて最後に、実際には審査機関ではなく、審査員の質(レベル)によって審査は大きく変わってきます。形式ではなく本質を見抜く審査員を抱えている審査機関をベストです。つまり、審査機関を選ぶのではなく審査員を選べと言うことですね。。。

審査機関のスタンス

2010/10/14

現在、日本適合性認定協会に登録されているマネジメントシステムの審査機関は50組織に及びます。ISO認証組織数自体は頭打ちになっていて、審査機関による顧客の取り合いになっています。ISOのルールでは認定されている審査機関ならどこで審査を受けても同じ扱いで、審査機関により審査費用および審査のスタンスが変わってきます。勿論必ずしも安価な審査機関が顧客にとってメリットがあるとは限らず、ISOの本質である継続的改善を促す審査が理想です。
審査の過当競争によるデメリットとして審査の質が低下している懸念が出てきています。審査も認証サービスとして実施しているので顧客満足度を測定します。その結果に審査機関があまりにも過敏に反応して顧客のいいなりの監査が行われている傾向があります。勿論審査員のスキルの問題もあるのですが、審査機関のスタンスももっと明確に打ち出さないとISO自体が崩壊しかねません。また顧客も審査員からの指摘を改善の機会として受けとめマネジメントシステムの継続的改善に繋げていく心がけが必要です。不適合は×ではなく改善のヒントなのですから。。。

Android OS搭載のタブレット

2010/10/06

ネットスクエアではAndroid OSの開発に力を入れていますが、
docomoからAndroid OS搭載のタブレットが発表されました。
11月下旬発売を予定しているみたいです。

http://www.nttdocomo.co.jp/product/foma/smart_phone/sc01c/index.html

発売が予定されているこのタブレットGALAXY Tabは、Samsung電子製であり、す
でに海外では販売が開始されています(海外で買うと7万円位です)。
詳しい情報は、他情報サイトにも記載されているので参考にしてみてください。

■Gigazin「NTTドコモ、コンパクトなハイエンドAndroidタブレット「Galaxy
Tab」を発売か」
http://gigazine.net/index.php?/news/comments/20100922_docomo_galaxy_tab/

■engadet「動画:サムスンのAndroidタブレット Galaxy Tab 機能ツアー」
http://japanese.engadget.com/2010/09/22/android-galaxy-tab/

また、Android OSの開発に関しては何なりとネットスクエアまでお問い合わせ下さい!

領土問題

2010/10/01

中国との領土問題が新聞紙面を賑わかせています。領土問題は歴史のどの時点に線引きするかで解釈が変わってきますが、今回の問題は明らかに中国側の意図が見え隠れします。領海侵犯して釈放された船長と、軍事区域を視察して解放された社員の態度を見ても明白です。日本人は周りに心配と迷惑をかけて申し訳ない、それに対して中国人はまるで英雄かの如きの対応です。何らかの意図があると憶測されても仕方ありません。
私は毎年中国に出張に行っており中国人の友人も沢山居るのですが、そこで台湾問題を議論したことがありました。私の見解としては、政治や経済の仕組みがまったく違う国が統一することは困難であり、中国と台湾は民族は同じであれ国家としては別であると主張しました。それに対して中国の友人は猛反発してきました。もともと自己主張が強い性格はあるにせよ、何を言うか我々の内政に口を挟むではない。もし日本から北海道が独立したらどう対応するのか?と言った意味不明な反論が返ってきました。ここで感じたのは中国人は民族意識や国家感に対する教育や思想が行き渡っているのだと痛感しました。これは日本にはない文化です。
我々日本人も、国家とは何か、民族の歴史を再確認して、日本国民としての思想を持つときにきているのかも知れません。勿論それは過去からの反省のもとに進めなければなりませんが。。。

ISO14001認証による入札条件緩和!!!

2010/09/24

以前、各自治体でISO9001認証を受けている企業の入札条件緩和の事例が多くありました。具体的には、土木工事の入札のための経営審査の評点が自治体毎にアップするシナリオです。それが来年からISO14001でも同様の施策が実施されようとしています。勿論、各自治体によって内容は違ってきますが、昨今のエコブームからすると当然の様な気がします。また建設土木では廃材が沢山でますし、工事中は騒音や粉塵も舞ってきます。グリーン調達の流れからすると同様な動きが出てきそうですね。詳しくはネットスクエアまでお問い合わせ下さい!

タブレットPCの教育現場への導入

2010/09/15

広島市立藤の木小学校へペン入力型のタブレットPCの導入が行われました。教育現場へのIT導入のパイロットプロジェクトとして選ばれたみたいで、生徒がタブレットPCで問題に答えると大型モニタにその解答が映し出されるみたいです。もちろん、そこからの集計や記録も可能になるわけで、教育現場におけるIT活用の幅は広がると思われます。今後はさらに教科書の電子出版化が予測されており、我々が過ごした学生時代とは趣が変わってきそうですね!

製品とプロセスの監視および測定

2010/09/10

ISO9001の要求事項に、製品の監視および測定とプロセスの監視および測定の項目がありますが、それぞれ別の要求を意味しています。
製品の監視および測定は分かり易く、例えば製品テストや、検品などで不良品を見つけてゆき、その状況を分析する要求項目です。それに対してプロセスの監視および測定は、設計プロセスや製造プロセス自体が旨く機能しているのか、その強み、弱みを分析するために測定する要求項目なのです。
最近監査をしている中で気になるのが、それが混在していたり、製品の監視および測定は出来ているが、プロセスの監視および測定が十分でない事例を目にします。まずはどのプロセスを監視および測定したいのかを明確にして、そのための管理指標を決めて測定していくことになります。そこから集まってきたデータを元に分析・評価するのはその後の工程になりますので、まずは何を計るかを決めることからはじめて下さいね。ポイントはプロセスの強み、弱みを見つけて改善につなげることです!

長崎の税理士事務所

2010/09/03

今週は長崎へISO9001とISO27001の同時監査にきています。最近は複数のマネジメントシステムを運営している企業が増えてきており同時監査のメリットも出ています。
今回の顧客は税理士事務所で自ら進んでISO9001で業務の標準化を図り、クライアントの資産を守るためISO27001を運用しています。素晴らしい税理士の先生達の集団です。
監査のついでに長崎に来たので、龍馬伝の名所を巡ってきました。ホテルは思案橋付近をとっていたので、丸山の花月を散歩して、崇福寺に参拝してきました。花月はお元(蒼井優)が出入りしている遊郭の跡地で、今でも料亭として卓袱料理を振る舞っているみたいです。崇福寺は亀山社中の輩がよく出ていたお寺で何と国宝が2つもあるそうです。大雄宝殿(だいゆうほうでん/本堂)と、第一峰門。
出張先でのほんの息抜きでした。。。

善光寺のお戒壇巡り

2010/08/25

長野へデンタルスクエアの商談に行ってきました。仕事は旨く進んだのですが、長野までの道程がとても長く、片道約6時間の移動となりました。そこで折角長野に来たのですから、ネットスクエアの創業10周年と今後の発展を祈願に、善光寺にお参りすることにしました。
善光寺は、一光三尊阿弥陀如来様を御本尊として、創建以来約千四百年の長きに亘り、阿弥陀如来様との結縁の場として、広い信仰を得ているお寺です。流石に趣もあり風流な感じが漂ってきています。参拝ついでにお戒壇巡りをしてみました。
お戒壇巡りとは、瑠璃壇床下の真っ暗な回廊を巡り、中程に懸かる「極楽の錠前」に触れることで、錠前の真上におられる秘仏の御本尊様と結縁を果たし、往生の際にお迎えに来ていただけるという約束をいただく道場だそうです。
まず最初に驚いたのは真っ暗な道をひたすら壁づたいに歩いていくのです。それはそれはとても不安な道程でした。みんなで声を掛け合って前の人の足並みと合わせて進んでいくと、極楽の錠前に触れることができました。これで私も極楽浄土への道が開けたのか、、、そして真っ暗な道の先にほんの僅かな光が差し込んできて、現世へと戻ってきました。閉所恐怖症の私にとっては苦行であり、よく引き返さずに前に進めたと感心しました。これぞまさに人生そのものなのでしょうね!!!

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