製品とプロセスの監視および測定

ISO9001の要求事項に、製品の監視および測定とプロセスの監視および測定の項目がありますが、それぞれ別の要求を意味しています。
製品の監視および測定は分かり易く、例えば製品テストや、検品などで不良品を見つけてゆき、その状況を分析する要求項目です。それに対してプロセスの監視および測定は、設計プロセスや製造プロセス自体が旨く機能しているのか、その強み、弱みを分析するために測定する要求項目なのです。
最近監査をしている中で気になるのが、それが混在していたり、製品の監視および測定は出来ているが、プロセスの監視および測定が十分でない事例を目にします。まずはどのプロセスを監視および測定したいのかを明確にして、そのための管理指標を決めて測定していくことになります。そこから集まってきたデータを元に分析・評価するのはその後の工程になりますので、まずは何を計るかを決めることからはじめて下さいね。ポイントはプロセスの強み、弱みを見つけて改善につなげることです!

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