‘2014/09’ カテゴリーのアーカイブ

ジオフェンシングの活用

2014/09/26

 HiBiSビジネスアライアンス部会で一緒に活動しているメンバで、ジオフェンシングに取り組んでいる組織があります。ジオフェンシングとは、特定エリアに仮想的なフェンスを作る仕組みのことを言います。仮想的なフェンスを張ることで、ユーザーがスマートフォンを持ってフェンス内に出入りする際に、色んな情報を送信することができます。例えば、馴染みのお店に近づくと、スマートフォンの着信音が鳴り「10%割引サービス」のクーポンメールを送ることができ、販促活動に利用することができます。
 現在のO2O(Online to Offline)と呼ばれる店舗の販促情報では、ユーザーは店舗と離れた場所でクーポンを受け取ったり、店舗にいてもわざわざクーポンを探して確認する操作が必要になります。これに対し、ジオフェンシングは店舗に近づいた時に特別な操作をしなくても自動的にクーポンが配信されるという特長があります。
 ジオフェンシングで出来るのはクーポン配信だけではありません。スマートフォンの位置を測定することで、ユーザーの店内行動が把握できます。今までは、ユーザーのチェックイン時の来店情報やPOSでの購入情報しか分かりませんでしたが、ユーザーの行動導線や滞在時間を正確に測定することが可能になり、このようなデータは、店舗のゾーニングやイベントの効果測定にとって有益なものになってきます。
 スマートフォンが普及している現在、ジオフェンシングと言った新たな技術を導入したサービスが期待されおり、ネットスクエアでも積極的に取り組んで行きたいと思っています!

「情報化シンポジウム広島’14」開催のご案内

2014/09/19

私が理事をさせて頂いています(一社)広島県情報産業協会は、今年、創立30周年にあたり、記念行事と合わせて「情報化シンポジウム広島’14」(共催:ひろしまIT融合フォーラム)を10月21日から24日まで、下記の要領で開催します。広島発のIT融合製品やサービスの質・量の向上に寄与することを目的に、タイムリーで魅力的な講演会・セミナー・シンポジウムを数多く取り揃えています。基調講演では、「地域・IT融合・イノベーション」をキーワードに、NTTドコモでiモード立ち上げに参画された慶応義塾大学大学院の夏野 剛(なつの たけし)氏が「ITで変貌する社会と日本企業の未来」と題して話されます。皆様のご来場をお待ちしております。

◇開催案内ホームページ:http://nvo.jp/u/1pear

■名  称:情報化シンポジウム広島’14
■開催期間:平成26年10月21日(火)~24日(金) 4日間
■会  場:10/21    リーガロイヤルホテル広島
  10/22~24 広島県情報プラザ(広島市中区千田町3丁目7-47)
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■プログラム
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■10月21日 基調講演・30周年記念式典
      (会場:リーガロイヤルホテル広島)
14:00~    開会あいさつ
14:10~15:30 基調講演「ITで変貌する社会と日本企業の未来」
        講師:夏野 剛氏
       (慶応大学大学院 政策・メディア研究科 特別招聘教授)
16:00~17:10 30周年記念式典・表彰式

■10月22日 IT融合イノベーション創出シンポジウム・セミナー
       (会場:広島県情報プラザ)
13:30~14:50 講演「ビッグデータ時代のICT戦略」
        講師:関口 和一氏(日本経済新聞社 論説委員兼編集委員)
15:00~16:40 シンポジウム「スマホ・クラウドが促すイノベーション」
モデレーター:関口 和一氏
パネラー  :中山 五輪男氏(ソフトバンクモバイル 首席エバンジェリスト)
       松木 彰氏(NTTドコモ 法人事業部 法人ビジネス戦略部長)
       西脇 資哲氏(日本マイクロソフト 業務執行役員)

■10月23日 マネージメントセミナー
      (会場:広島県情報プラザ)
13:30~15:00「IT融合時代の地方活性化にも役立つITビジネスモデルの作り方」
        小野 秀幸氏(BSLシステム研究所 代表取締役社長)
15:10~16:40「知識ゼロからのアジアビジネス」
        吉村 章氏(台北市コンピュータ協会東京事務所 駐日代表)

■10月24日 第18回HiBiSインターネットビジネスフォーラム2014
      (会場:広島県情報プラザ)
13:00~15:00「学生が考えるICTを活用したビジネス事例発表」
15:10~17:30「中国地域におけるICTを活用したビジネス事例発表」
18:00~19:30 ビジネス交流会(有料:定員100名)

★会場は初日の21日のみ、リーガロイヤルホテル広島です。
 22日~24日は、広島県情報プラザ(広島市中区千田町3丁目7-47)に移ります。
 ご注意ください。
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■□■情報化シンポジウム広島’14参加のお申し込み方法■□■
 この講演会・セミナーは、どなたでも「無料」でご参加いただけますので、
 ご希望の方は、下記のフォームよりお申し込みください。

◇お申し込みフォームはこちら
 → http://nvo.jp/u/cjjli

リスクと機会への取組み

2014/09/12

 ISOの新規格では、「リスクと機会への取組み」を求めています。ISO14001やISO27001ではリスクアセスメントの手続きの中で実現していますが、ISO9001においては初めて出てくる考え方です。「リスク」と「機会」の原文は、“risks and opportunities”ですが、これは、“risk”も“opportunity”も何かが起き得ることを意味し、起きることが前者では「好ましくないこと」、後者では「好ましいこと」であると解釈される対語になります。

 この共通概念の“risk”に対応する“opportunity”は、「何かの実現が見込める好ましい状況や事情」と言う意味になります。すなわち、リスクと機会の共通の意図は「不確実性と可能性」というような意味になります。この「可能性」は事業の維持発展を図る特定の可能性であり、「不確実性」はこの過程で想定される不確実性であり、計画通りでない問題が起き得る可能性を意味します。

ISOの新規格(6.1項)では、対応が必要と決定した「可能性と不確実性」に基づいて組織の業務実行の枠組みを確立すると規定されています。すなわち、共通概念の「可能性と不確実性」は、事業活動たる日常業務の実行と管理の狙いであり、このような共通概念の「可能性と不確実性」とは例えば、次のようなものが考えられます。

■ISO9001の品質保証では、差別化商品で業界での主導的地位を維持するという可能性を追求し、新製品の初期不良による市場評価の低落という不確実性の結果の発生防止を図る。
■ISO14001の環境保全では、地域社会への環境影響の徹底した削減という可能性を追求すると同時に、原料生産や製品の廃棄における人為的な著しい環境破壊のないよう監視する。
■ISO22000の食品安全では、製造における絶対的食品安全の実績を築くと同時に、消費期限切れ製品の流通の防止を図る。
■ISO27001の情報セキュリティでは、顧客との取引に支障を来す外部からの攻撃に耐える能力の確保を追求する一方で、システムの運転や変更時などの自分の責任のシステム障害の絶対的防止を図る。

 少し難しい共通概念ではありますが、ISOの新規格における一つのトピックでもありますので、マネジメントシステムの継続的改善を実現するためにも有効に取り組んで下さい!

モバイルビジネスとアプリビジネスの未来

2014/09/03

私共がお手伝いしているHiBiSビジネスアライアンス部会が協賛する第18回モバイル学会モバイル研究会が広島で開催されます。なかなか地方都市では参加できない活動ですので、是非皆様もご参会頂ければ幸いです!

研究会のテーマ:「モバイルビジネスとアプリビジネスの未来」

概 要:携帯電話として普及を始めて10余年,モバイル情報機器は今では諸々の役割を担い,誰もが持っていて当然の日用品になりました.モバイルの普及と生活への浸透は、21世紀の技術と社会の関係を示す重要な特徴を持っています.モバイルシンポジウムは技術を提供する側と受け手の交わる場であり,学界,産業界,そして利用者が本音を語る場であり,また内外に開かれた交流の場であり、人と技術の調和を科学する場です.
第18回のモバイル研究会では,スマートディバイス時代のモバイルを活用したモバイルビジネスをテーマにモバイルビジネス,モバイルアプリの研究者,モバイル関連ビジネスの関係者がモバイルビジネス事例の発表を通じて,これからのモバイルビジネスやアプリのあり方について情報交換会を行うことを目的とします.

主 催:特定非営利活動法人 モバイル学会
共 催:一般社団法人 広島県情報産業協会(HiBiS),HiBiSビジネスアライアンス部会
協 賛:日本経営システム学会 中国・四国支部

開催日時:平成26年(2014年)9月20日(土)13:00-17:00 (受付 12:45~)
会場:常翔学園 広島国際大学 広島キャンパス 7階701教室
(〒730-0016 広島市中区幟町1-5)
会費:なし (別途、資料販売あり:2000円(税込))
申込:別紙の参加申込書をご記入いただき、FAXまたはメールにてお申込み下さい。
氏名・所属・住所・電子メールアドレスを明記の上、事務局までメール mgo[at]mobilergo.com でお申込み下さい。※当日受付可能です!

連絡・問い合わせ先:
特定非営利活動法人 モバイル学会 事務局
〒654-8585 神戸市須磨区東須磨青山2-1 神戸女子大学 家政学部 大森研究室内
E-mail : mgo[at]mobilergo.com, TEL:078-737-2349, FAX:078-737-2349
http://www.mobilergo.com/,  https://www.facebook.com/mobilergo

〒730-0016 広島市中区幟町1-5 
広島国際大学 医療経営学部 医療経営学科 丁井研究室
E-mail : choui[at]hw.hirokoku-u.ac.jp, TEL:082-554-2055, FAX:082-221-5166

研究会内容
基調講演
13:00~ 特定非営利活動法人モバイル学会 会長 赤松 幹之 先生 挨拶
13:10~14:10 『ユーザ参加型主観的情報分析技術を用いたソーシャルメディアへの観光情報発信』
県立広島大学 教授 市村 匠 先生
 スマートフォンにより収集した主観的情報を計算知能技術により分析し,抽出した知識をフィルタリングルールとする。この知識を利用して,新たに投稿された情報を自動で分析するシステムを開発し,ひろしま観光に応用している。魅力ある観光情報や新規性の高い情報をソーシャルメディアに自動で発信するシステムを構築した。現在は,広島県江田島市の隠れた魅力をソーシャルメディアに発信する実証実験を行っている。観光客だけでなく地域住民が参加して情報を発信できるため,地域活性化につながることが期待される。
14:10~14:20 休憩
中国経済産業局事業「広島発アプリプロジェクト」
14:20~15:20 『広島発アプリプロジェクト』
株式会社デイ・ディライト 代表 藤原 克明 先生
15:20~15:30 休憩
医療系アプリ研究発表
15:30~16:00 「おくすり日記」アプリケーションによる服薬コンプライアンスの向上
株式会社エレクトリック・マテリアル 代表取締役 北村 晃 先生
16:00~16:30 タブレット端末型の介護記録システム「SmileWeb 記録システム」
株式会社プラスワン 大塚 正雄 先生(広島国際大学 医療経営学科卒業)
意見交換・質疑応答
16:30~17:00
シンポジウム 「モバイル’15」「モバイルが拓く未来 
― 社会、働き方、教育、技術、そして人間の変革 ―」のご案内
日時:2015年3月12日(木)~13日(金),会場:名古屋大学 東山キャンパス IB電子情報館
会場:
常翔学園 広島国際大学 広島キャンパス 3階300教室
案内地図は、下記、またはhttp://www.hirokoku-u.ac.jp/access/hiroshima.htmlをご参照下さい。
JR広島駅に近く、近辺に駐車施設がございませんので、車でのご来場はご遠慮ください。

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