大阪での会議へ参加したついでに天保山まで足を延ばして、ツタンカーメン展に行ってきました。天保山は物凄い人だかりで1~2時間待ちの行列が出来ていました。近くには海遊館やUSJもあり春休みの観光スポットになっている感じです。
私はエジプト考古学には詳しくないのですが、ピラミッドをはじめとした3300年前の遺跡にはとても関心があります。特にツタンカーメンに纏わるミステリーには好奇心を惹かれ、もしかすると呪われるかな、、、といった一抹の不安を抱いて訪れました。
ところが会場ではツタンカーメンに纏わる展示物より、日本人の方が多く、きっとツタンカーメン少年も驚いていたことでしょう(^o^)
それでも、3300年前の黄金の加工技術や装飾品の煌びやかさには驚かされ、さらにはそれらを大切に守っていたピラミッドの建造物としての技術もとても高いものに感じました。もしかしたら、3300年の歴史の中では、技術の進歩はほんの一歩に過ぎないのかも知れません。。。
以下が、ツタンカーメン展の案内文です。
1965年高度成長期、日本を熱狂の渦に巻き込んだツタンカーメン王の「黄金のマスク」が来日してから約半世紀が経ちました。黄金に彩られた副葬品の数々は、21世紀を生きる私たちを3300年前の世界へといざなってくれます。また発掘に関係した人々が次々に亡くなり”ツタンカーメンの呪い”がまことしやかに伝えられるなど、ツタンカーメンにまつわるミステリーは今も人々の心を惹き付けてやみません。今回の展覧会では、ツタンカーメンの王墓から見つかった副葬品約50点など、日本未公開の展示品を含むエジプト考古学博物館(カイロ博物館)所蔵の122点を、元エジプト考古大臣ザヒ・ハワス博士監修のもと展示いたします。
黄金のカノポス(ツタンカーメンの内臓が保管されていた器)や、ツタンカーメンのミイラが身にまとっていた黄金の襟飾りや短剣など、ツタンカーメン王墓をはじめ王家の谷などから考古学調査によって発見された、美術的にも考古学的にも大変貴重な品々を展示しています。
エジプト史上、最も有名な少年王ツタンカーメンの謎が、科学と考古学の融合によって遂に解き明かされます。世界的なエジプト考古学者ザヒ・ハワス博士は、CTスキャンやDNA鑑定によって、ツタンカーメン王の健康状態、死因、死亡年齢、親子関係など、今まで仮説の域を出ることがなかった真実を明らかにすることに成功しました。この現在も進行中のザヒ博士の研究をもとに、古代エジプトの歴史の中で最も華やかな時代を生きた少年王の真実、素顔に触れることが出来る、斬新で画期的な展覧会となっています。
そう何度も見ることができる訳ではないので、一度足を運んでみては如何でしょうか!