WOODPRO様のブランディング戦略
昨日、広島市西区にあるWOODPRO様に訪問する機会がありました。もともとは、杉足場板のリースを行っている会社で、リース契約が終わって返却される杉足場板の処分に苦慮されていました。燃料にしてリサイクルするのが一般みたいですが、何とかリユースできないかと考えられ、もともと太くて品質が良かった杉の特徴を活かしたオリジナル商品の開発に乗り出されました!
ASHIBAと言った名称でブランディングされ、ネットショップを中心に人気のある商品にまで上り詰めています。さらには、ショップ&カフェへの展開も実現され現在商工センターに出店されています。
中本社長のお言葉で、「なぜ東京に出てゆかないのか!?」の質問に対して、「1週間東京の展示会に出展すれば、半年の引き合いを頂ける!」と仰っていたのがとても印象的でした。自社商品に対しての自信の表れでしょう!
また、雇用形態もとてもユニークで、実際に作業されている従業員の方は、60歳から雇用され本人が定年を決められるスタイルを取られてます。日本人の職人としての気質や特徴を旨く再活用されているのですね。。。
具体的なブランディングの指針としては、以下の3つを挙げられていました。
1.WOODPROのブランディング
ターゲットはあくまで一般顧客
その姿勢を前面に出して業者と向き合う
そもそもはDIYするお父さんの応援サイト
「木の伝道師」としての情報発信
日本の杉にこだわる
2.ASHIBAのブランディング
社名ではなく、足場板を露出させる
ターゲットはデザイナーと学生とDIY女子
年に1度の東京でのイベントの意味 広島~東京~外国を見据えて
メール、電話で徹底フォロー
「杉足場板の伝道師」としての情報発信
再利用にごたわる
3.WOODPRO Ship & Cafeのブランディング
心地いい空間を体感してもらう
自身の想像力や創作意欲を掻き立てるワクワク感の提供
暮らしをデザインする
心地いい商品のある暮らしの提案
WOODPRO本店と同様、あくまで一般顧客目線での店づくり
集客は商品+カフェとイベントの複合体
とても分かり易いビジネスモデルですね(^o^)