F家の事件
最近ISOの商談に行くとF家の話が出てきます。 ISO9001を取得しても意味がないのではないか!? 確かにF家はマネジメントシステムを構築していた筈ですから、 品質不良に関する情報はあがっていたと思われます。 もしどこかで止まっていたのであればシステムの不適合です。 問題は情報があがっていてもそれをトップの判断で、 正しく是正されていないのであれば法遵守の問題です。 ただしそれを外部の監査を受けていて気づかなかったのは、 ISOの監査制度自体を問われてしまいます。 全ての記録を改竄していたのであれば発見は困難ですが、 マニュアルの検査基準が既定値より下回っていたのですから、 それが専門家の目に留まらないのは気になりますね。。。 品質管理と法遵守は両輪として機能してこそマネジメントシステムです。 そしてそれに判断を下し指示を出すのは経営者です。 基本的なことを間違えない様にしないといけませんね。。。