CRMクラウドについて
組織の規模が大きくなってくるとITを活用した顧客管理の必要が出てきます。これまでは社内の情報システムを構築して対応していたのですが、最近ではCRM(Customer Relationship Management)クラウドのサービスもいくつか出てきました。
まず、有名なのはSalesForceですが、ライセンス契約がネックになり高コストになりがちです。但し導入実績も多くカスタマイズも認めていますので、弊社の様なIT企業でも拡張することが可能です。
では逆に、安価で始めるならZohoが面白いですね。弊社の関係会社でも導入実績があり評価はまずまずです。パラメーターの登録でフォームの変更や、他のシステムへのデータの受け渡し(API)が用意されています。ただし、カスタマイズは原則認めていませんので、現状の機能をそのまま使用する範囲なら良いかと思います。
そこで両者の折衷案を探してみたのですが、ADempierpというERP(Enterprise Resource Planning)とCRMを兼ね備えたオープンソースの統合業務管理ソフトが有望です。オープンソースの良い所は弊社の様なIT企業が、プログラムを自由に変更することが出来るので、将来を見据えたシステムの拡張性を考えるなら、一番ベストな選択かと思われます。
どちらにするかは、組織のIT戦略を見据えた選択が必要になってきます。そうは言っても、10年後どころか5年先のITの進歩は見えないかもしれません。まずは現状のニーズを踏まえ、3年先位のIT投資から計画しては如何でしょうか!?