大風呂敷のススメ

ソフトバンクの社長室長である嶋聡様からとても興味深い話を聴くことができました。
ソフトバンクがボーダフォンを買収した際の話です。当時ソフトバンクは売上1.1兆円の会社で営業利益は赤字でした。それが、売却額1.7兆円のボーダフォンを飲み込んだ訳です。勿論、ボーダフォン側も日本市場から撤退したい意向があったのでしょうが、2006年当時の企業買収としては過去最大規模で、無謀な取引であったとも言えます。その後、孫正義社長は「10年以内にドコモを超える」と大風呂敷を拡げた訳ですね!その際の裏話として、Apple社のスティーブ・ジョブズが来日した際に、孫正義社長から「iPodに携帯の機能を載せたら売れるよ♪」と助言したらしいです。そこで、スティーブ・ジョブズはニヤリと笑い、商品化をほのめかしたとか・・・そこですかさず、「商品化した際は、日本での独占販売権を頂きたい!」と交渉が始まる訳です。孫正義社長の大風呂敷には裏付けがあった訳ですね・・・そのiPhoneの影響もあって、ソフトバンクはスマホ市場で今の地位を築いています。
大風呂敷を拡げることが重要ではなく、それを実現するための計画とその裏付けを基にビジネスを展開して行く、これがとても重要で、なかなか凡人には大風呂敷を拡げることはあっても、その後のビジネス戦略までは至っていませんね!ただ、ビジネスを拡大させてゆくプロセスとしては大変参考になるお話でした!!!

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