ジオフェンシングの活用
HiBiSビジネスアライアンス部会で一緒に活動しているメンバで、ジオフェンシングに取り組んでいる組織があります。ジオフェンシングとは、特定エリアに仮想的なフェンスを作る仕組みのことを言います。仮想的なフェンスを張ることで、ユーザーがスマートフォンを持ってフェンス内に出入りする際に、色んな情報を送信することができます。例えば、馴染みのお店に近づくと、スマートフォンの着信音が鳴り「10%割引サービス」のクーポンメールを送ることができ、販促活動に利用することができます。
現在のO2O(Online to Offline)と呼ばれる店舗の販促情報では、ユーザーは店舗と離れた場所でクーポンを受け取ったり、店舗にいてもわざわざクーポンを探して確認する操作が必要になります。これに対し、ジオフェンシングは店舗に近づいた時に特別な操作をしなくても自動的にクーポンが配信されるという特長があります。
ジオフェンシングで出来るのはクーポン配信だけではありません。スマートフォンの位置を測定することで、ユーザーの店内行動が把握できます。今までは、ユーザーのチェックイン時の来店情報やPOSでの購入情報しか分かりませんでしたが、ユーザーの行動導線や滞在時間を正確に測定することが可能になり、このようなデータは、店舗のゾーニングやイベントの効果測定にとって有益なものになってきます。
スマートフォンが普及している現在、ジオフェンシングと言った新たな技術を導入したサービスが期待されおり、ネットスクエアでも積極的に取り組んで行きたいと思っています!