審査機関の見直し

先日某審査機関からの移管審査を行ってきました。前回の監査ではGood Pointが5件も出ていたのに、審査機関を変えると不適合が6件になりました。当然顧客は戸惑いますが、これまで不適合が出てこなかった事にも不安を覚えていたこともあり、客観的な視点で別の角度から見た監査でとても有効であると評価されたみたいです。
正直言って同じ規格でも、審査機関によっては厳しさや指摘の出し方の違いがあります。また審査員の力量によっても優劣が付いてくるのが実体です。果たしてどの様な審査がいいのでしょうか!?それは指摘事項の数ではなくどれだけ改善に繋がるヒントが貰えたかで判断すると良いでしょう!
これまでの審査先でとても厳しい顧客では、部門の監査が終わる度に「改善のヒントをどうもありがとうございます!」と唱和している企業がありました。まさにこれぞ監査に望む姿勢であり、それにも増して監査員に対してもプレッシャーをかけることになっているのです。私には「改善のヒントを出してくれよ!その為に高い審査費用を出しているのだからな!」と言っているように聞こえてなりません。
皆さんの審査機関では如何ですか!?ある程度マネジメントシステムがマンネリ化してきたら、審査機関の変更も一つの改善の機会かも知れません。検討してみては如何でしょうか!?

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