ISO20000/ITSM 認証制度と認証取得法 (仮称)

私がこれまで講師をしてきたソフトリサーチセンター(高田馬場)から ISO20000関係の書籍の執筆を依頼されこの度やっと完成させました。 その紹介文を作成しましたので興味がある方はお問い合わせ下さい! ———————————————————- 皆さんは「ITIL」という言葉をご存じでしょうか? ITインフラストラクチャーライブラリィの略称でITサービスの運用のための ベストプラクティス集のことを意味します。itSMFという団体が管理しており、 コンピュータメーカーやITベンダーから多くのITIL技術者が育成されています。 そこにISOのマネジメントシステムが加わりISO20000として制度化されました。 これまでソフトウェアの品質向上の手段としてISO9001やCMMIが注目され、 開発プロセスの改善に役立ってきましたが、ITサービス全体をひろく捉え、 運用プロセスの安定稼働を目指したのがISO20000なのです。 開発から運用へとITサービスがなくてはならない存在になってきた訳ですね。 それらを総称としてITサービスマネジメント(ITSM)と呼ぶようになり、 経営(マネジメント)の中にITサービスが入り込んで来ている証とも言えます。 身近な事例としては、東京証券取引所の発注ミスやキャパ不足の事故、 羽田空港のシステムダウンによる航空トラブル、過去に遡るとみずほ銀行の ATMシステムの不具合などがITサービスの問題として取り上げられます。 これらの事象をインシデントと呼び問題解決からリリースまでの流れを、 効率よく効果的に切れ目のない運用にもっていくことが重要になってきます。 その中には昨今注目されている情報セキュリティ対策も取り込まれており、 ITサービスの運用をシステマチックにマネジメントされている組織が、 ISO20000の認証取得として権威付けされてくることになってきます。 本書は、ITILとISO20000との関係から概要までを分かり易く解説し、 ISO20000のマネジメントシステムはどうやって構築すればいいのか、 ITSM認証取得制度の概要と認証基準とは一体どんなものなのか、 ITSM認証取得への対策とその方法を事例をもとに提供しています。 筆者自身、itSMFの審査員としてISO20000の審査実績を有しており、 ISOやITのコンサルタントとしても数々のマネジメントシステムを構築し、 それらのノウハウがこの1冊にまるごと凝縮されています。 動いて当たり前のユビキタス社会のITサービスとネットワークシステムが、 サービスダウンすることにより社会的な損害にまで発展する世の中です。 ITサービス責任者、情報システム管理者、IT技術者及び運用者の方々に、 是非一読してもらいたいと考えています。

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