ISO 22000の構築手順の8ステップ 3/8
ネットスクエアが中国支部を担っている日本ISOコンサルティング協会(JICCA)の石井俊彦氏が「ISO 22000の構築手順の8ステップ 3/8」についてまとめています。
ISO 22000の構築手順の8ステップ 3/8
STEP1:基本 キックオフ~食品安全チームの上手な情報管理とは
STEP2:準備 構築の体制づくり~文書・記録を使いこなそう
STEP3:抽出 現状を見直す~フローダイアグラムの記載事項と目的
STEP4:評価 食品ハザードを防ぐために~ハザードの管理はこう考える
STEP5:計画 具体的計画へ~管理基準の根拠と結果を考える
STEP6:実施 適切な運用のために~ISO22000を運用するためのマニュアル作り
STEP7:監視 工程図どおりの運用~監視活動をレベルアップさせる
STEP8:更新 システムをよりよく機能~ISO22000の継続的改善の考え方
STEP3:抽出 現状を見直す~フローダイアグラムの記載事項と目的
ISO 22000において、フロー図(フローダイアグラム)に記載する内容
として求められているのは以下のとおりです。
・業務の全段階におけるプロセスの順序、その相互関係
・アウトソースしたプロセス、下請け業務についての情報
・原材料、素材、中間製品についての情報
・再生、再利用についての情報
・最終製品、中間生成品、副製品、廃棄物の処理についての情報
つまり、単に製品の『つくり方』を書くだけでなく、その製品が原材料
として工場に入荷され、製品として出荷されるまでに関わるあらゆる
流れをフローダイアグラムとしてまとめることが要求されています。