ISO 22000の構築手順の8ステップ 2/8
ネットスクエアが中国支部を担っている日本ISOコンサルティング協会(JICCA)の石井俊彦氏が「ISO 22000の構築手順の8ステップ 2/8」についてまとめています。
ISO 22000の構築手順の8ステップ 2/8
STEP1:基本 キックオフ~食品安全チームの上手な情報管理とは
STEP2:準備 構築の体制づくり~文書・記録を使いこなそう
STEP3:抽出 現状を見直す~フローダイアグラムの記載事項と目的
STEP4:評価 食品ハザードを防ぐために~ハザードの管理はこう考える
STEP5:計画 具体的計画へ~管理基準の根拠と結果を考える
STEP6:実施 適切な運用のために~ISO22000を運用するためのマニュアル作り
STEP7:監視 工程図どおりの運用~監視活動をレベルアップさせる
STEP8:更新 システムをよりよく機能~ISO22000の継続的改善の考え方
STEP2:準備 構築の体制づくり~文書・記録を使いこなそう
文書を考える
ISO 9001では、組織が必要とする文書を作ることにとどまっていましたが、
ISO 22000では文書を作ることは推奨事項として要求されています。
よく勘違いされますが、ISOが求めているのは『ぶんしょ(文書)』であって
『ぶんしょう(文章)』ではありません。
文書には『文章』だけでなく、『図』『写真』なども含まれます。
従業員のうち外国人やパートの比率がとても高い食品業界においては、
『誰が見てもわかる』文書が必要です。
『手の洗い方』や『容器のセットの仕方』『清掃の方法』などが一目で
わかるような図とか写真があれば十分です。
大切なのは、誰が見てもわかるかどうか。
文書の作成に関しては比較的自由度が高くなっています。