とうかさん

昨日、商工会議所の青年部の会合で市内中心地へ出たところ、中央通りや平和大通りを中心に屋台の準備が進んでいました。そうですね、明日から”とうかさん”なのですね!広島では浴衣祭りとも呼ばれて夏を告げるお祭りです。
”とうかさん”は、広島市中区にある圓隆寺の総鎮守である稲荷大明神のお祭りです。御神体である稲荷大明神は法華経の守護神で稲荷を”いなり”と唱えず、音読みで”とうか”とよんでいるそうです。以来、三百九十余年に渡り稲荷大明神はとうかさんとして崇敬と親しみのうちに現在に至っています。
”えびす講”・”住吉神社祭り”と並んで広島の三大祭りに数えられる”とうかさん”はゆかたの着始め祭りとしても有名であり、祭りの日を境に広島の街では艶やかな浴衣姿の女性が目に付くようになります。祭りが繰り広げられる圓隆寺を中心とした中央通り一帯は、毎年45万人もの人出で賑わいます。また、圓隆寺境内に参拝する善男善女も実に8万人に上る、まさに広島の夏を代表するお祭りとして市民の方々に愛されているのですね。
3月11日の東日本大震災から昨日の政局の混乱へと未曾有の時代に突入している感がありますが、こんな時こそ日本人が本来持っている気質を発揮して世間を盛り上げたいですね。きっとそのためにお祭りがあるのかも知れません。これまでも幾度となく危機に面した時にでも、皆で集まって気分を盛り上げて一致協力して乗り越えてきた、そんな名残でしょうね。。。
広島県外の方も是非この機会のとうかさんに参加して下さい!浴衣姿で街を歩く人の姿が和みますよ。。。

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