ISO9001:2008の対応について

昨年の11/15にISO9001が2008年版に改訂されました。 それに伴い以下の様に文書類を改訂して移行監査を受審する必要があります。 要求事項そのものは不変ですが、旧規格(ISO9001:2000)の文章では正しく理解しがたいと見られる部分が 修正されています。以下が該当する主な項目です。 a.)アウトソースの定義の明確化、及びアウトソースがある場合に適用する管理の種類と範囲の明確化 b. )外部文書は、組織によってQMS 上への適用(例えば、顧客支給の図面や仕様書は外部文書として扱うが、 技術情報収集対象であるカタログや、販売することにより知的所有権の開示を行っているISO 規格等は扱わない等)を 定めてよいことの明確化 c. )製品への適合性が求められているのではなく、「製品要求事項」への適合性が対象となり、力量が求められるのは、 「製品要求事項への適合に影響があるQMS 上の何らかの業務を遂行する要員」となることの明確化、 つまり、製品定義(設計・開発)、製品実現(製造、検査、設備/治工具管理、識別・保管、計測機器管理)、 法令・顧客要求事項(品質保証等、顧客からの伝達は営業/業務)、納期管理(生産管理等)のような、 顧客要求事項を知っていてこれを守るために活動しなければならない人に限られることの明確化 その他、顧客満足監視の具体例、コンピュータソフトウェアを検査に使用する場合に要するソフトウェアの バージョンアップに伴う管理、個人情報を顧客所有物とみなすこと、設計開発のレビュー、検証、妥当性確認は、 従来どおり個別に実施するか、複数を組み合わせて実施してもよいこと、引渡し後の活動の具体例、 作業環境の具体例等が、注記(参考)として充実されて、明確化が促進されています。 勿論、2008年版でP-D-C-Aサイクルを一巡する必要がありますので、運用に時間がかかります。 移行期間は2年間ありますが早めに着手する必要がありますね。 ネットスクエアでは2月24日(火)に鯉城会館において2008年版移行セミナーを開催予定です。 また、移行に関するご相談も受け付けていますのでお気軽にお問い合わせ下さい!

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