後工程に不良を流さない!

プロセスとは、インプットからアウトプットへの変換作業を意味し、一般的には、工程や作業の単位を表します。
例えば、設計プロセスにおいて、レビュー、検証、妥当性確認を実施することで、設計からのアウトプットの品質を高めながら、製造プロセスへと展開していきます。そこで問題になるのが、設計不良を後工程に流してしまうと、次工程のインプット自体が間違ってしまい、製造工程での検証の効果が薄れてきます。検証とは、インプットとアウトプットとの対比で、結果として合否判定が出ます。つまり、いくら検査に合格しても、前工程での品質不良は見つかりにくいのです。アウトプットの検証をすることより、インプットの確認をすることの方が、より多くのコストが掛かり、品質不良を出す結果になりがちです。プロセス改善を行う場合は、後工程に不良を流さない事、そこに労力をかけることが重要です。とても基本的な事ですが、なかなか理解されていない事例を目の当たりにしたので、つぶやきました(^^;

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