ISO14001:2015移行のポイント

ISO14001:2015が発行されてから、3年以内に移行の為の審査を受けなければなりません。ISO14001を認証取得している組織全てが対象になりますので、移行の為の審査もタイトになってくると思われます。
そこで、移行の為のポイントを以下にまとめてみました。

■戦略的な環境管理
組織の戦略的計画プロセスにおける環境管理の重要性が増していることから、環境マネジメントシステムの確立に当たっての、組織の状況の理解に関する新しい要求事項が取り入れられました。

■リーダーシップ
環境マネジメントシステムの成功を確実にするために、リーダーシップの役割をもつ人に対し、組織内の環境管理を促進することについての特定の責任を割り当てる箇条が新たに追加されました。

■環境保護
組織に対する期待として、組織の状況に応じて有害及び劣化から環境を保護するための事前対応的な取組みへのコミットメントにまで拡大しました。

■環境パフォーマンスについて
継続的改善に関して、マネジメントシステムの改善から環境パフォーマンスの改善に重点 が移っています。

■ライフサイクル思考
調達された物品・サービスに関連する環境側面の管理に関する現在の要求事項に加えて、 組織は、自らが管理する及び影響を及ぼす範囲を、製品の使用及び使用後の処理又は廃棄に関連する環境影響にまで拡張する必要があります。

■コミュニケーション
外部及び内部コミュニケーションの双方に、コミュニケーション戦略の策定が追加されました。

移行の為のプロセスとしては、環境マニュアルの改訂、ライフサイクル思考の導入、新規格での社員教育、ISO14001:2015年版内部監査員研修、内部監査およびマネジメントレビューの実施等が考えられますので、準備を検討の組織はお問い合わせ下さい!

コメントは受け付けていません。

Categories
Bookmarks
Search
Archive